冷え冷えしがち

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自律神経失調症を学生時に発症、10年のお付き合いの私の自覚から社会人の現在まで

自律神経失調症に悩む女子高生のイラスト

ストレスが蔓延しているこの世の中。心の病を患う人も多い。自律神経失調症ってそうだと分かるのに時間がかかる。私もその1人だけれども、まだまだ心の病が認知されていない時代だった。発症はなんと現在から10年以上前で、学生の時なのです。つまり、10年以上もこの心の病、「自律神経失調症」とともに生活してます。働いてます。

なぜ自律神経失調症とわかったのか、そして10年以上の付き合い方をお伝えします。10代という若さで心の病に悩む方、働きながら悩む方、こんなやつもいるんだと参考になれば嬉しいです。

もくじ

  • 自律神経失調症、とは?
  • 時間がかかった、発症〜診断まで
  • どんな時に症状が出るか
  • 働きながらの付き合い方
  • まとめ:自分で決めつけるのはNG、病院へいこう

自律神経失調症、とは?

自律神経というものは「交感神経」と「副交感神経」という2つで構成されています。学生の時に理科の授業で聞いたことありませんか?

  • 交感神経:日中、身体を動かしたりするときに働く。
  • 副交感神経:睡眠時や休息時に働く。

ざっくりこんな感じです。で、この動きが全く逆になってしまったり、どちらかが弱くなってしまうと、「自律神経失調症」になるわけです。自立神経がうまく作用してしまわなくなってしまうんですね。

逆になるとは、例えば

  1. 日中や動いている時に働くはずの交感神経が睡眠時に活発になる
  2. 就寝時に運動している時の様な反応がでる
  3. 心臓が活発に動く
  4. 寝たいのに動悸が止まらない

横になっているのに心臓が激しく動き動悸がとまらない、となるわけです。これは私も体験しました。呼吸も苦しくなりました。その時が始まりで、自分が心の病だとは全く思いもよらなかったです。

時間がかかった、発症〜診断まで

最初におかしいな?と感じたのは高校生3年生の夏休み

  • 受験勉強を座って静かにしている時
  • 夜横になって寝ようとしている時

動悸を感じました。本当にドクンドクンと聞こえるかもと思うほどでした。毎日ではなかったので、夏の暑さのせいかな?と流していました。 あと、左の肩甲骨あたりがずっとじんじんして痺れが止まらなくなりました。麻痺してるような感覚、肩を回したりストレッチをしてもなくなりません。

2回目は秋の文化祭

ほとんどが部活に入らない進学クラスだったのに、秋まで文化部で活動してました。当たり前のように文化祭のために準備もして、作品を出展。文化祭が終わった帰り、突然視界の1/4の左上が真っ暗でなにも視えなくなったのです。これはかなり驚きました。まあ、視えるので普通に帰宅しました。帰宅した時にはもう普通の視界にもどっていました。この後の今でも起こる主症状の前触れだったのでしょう。

3回目は決定打

ある日、友人が目の前で突然倒れました。人が倒れたところなど目撃したこともありません。それどころか友人です。当時は気丈に振舞っていましたが、かなり驚き、ショックでした。後から聞いた話ですが、友人数人で勉強会をしていたので、他の友人達もショックだったとのことです。

座れなくなる

椅子に座れなくなりました。回転するようなめまいが止まらず、机にしがみつかないとどうしようもなくなりました。受験生なのに授業をマトモに受けることができなくなりました。そして、学校模試の時に早退をし、家族を呼ばれ、救急病院で診察を受けました

そこで出されたのは精神安定剤でした。家族も私も「?」でした。適当に診察されたのではないかとさえ疑いました。この時のお医者さんがかなり見抜いていたのだと実感するのは大分後になります。

いろいろな病院を駆けずり回る

なかなかめまいは治まりません。椅子に座ることが相変わらずできないので、家では床に座って受験勉強をしていました。その間、原因を探すために病院を回りました。

とりあえず内科に行きました。特に何もありませんでした。

次に三半規管でバランスが乱れているのかと考え、耳鼻咽喉科に行きました。特に何もありませんでした。

最後に、首や他の神経が圧迫しているのかと考え、整形外科に行きました。特に何もありませんでした。

悪いところがない、どういうことだ……?

お手上げ状態。それから両親が調べに調べて、家庭の医学(すごく分厚い辞書みたいなもの)まで買って、やっとやっと、心療内科という選択肢を見つけました。今から10数年前、心療内科や心の病はまだまだ知名度が高くなく、高校生、社会人でもなんでもない。今では(私の場合)3割負担で1500円ほどで受診できますが、当時は3000円以上かかっていました。制度が整ったんでしょうね、それだけ受診する人も増えたのでしょう。

処方された薬がビックリするくらい効いた

飲み始めて数日で効きました。めまいが治まり、動悸も無くなり、謎の左の肩甲骨のしびれもとれました。整形外科に通い、電気を流してビリビリしていた日々は何だったのだろう……。

これが正解ルートだった

長かった、見つけるまでに1~2カ月かかった。その間、学校もまともに行くことができなかった。受験生にはかなりの痛手です。本当に痛い。有難かったのが、担任の先生がこの病にかかったことがあり、辛さを理解してくれていたことです。病はかからないと中々わからないもので、「わかる」と言われたときには安心しました。

原因は「受験生なのに……」だった

受験生で、文化祭までガッツリ取り組んだり、土日は1日図書館にカンヅメになり休まず……。限界を知らずに色々やってしまったこと。ただでさえ受験生というだけでストレスなのに、周りが勉強をし力をつけている中、部活や休みを入れないなどの余裕のなさが、知らず知らずの内に更にストレスを蓄積していたのです。自覚はなかった。

どんな時に症状が出るか

今でもとある状況に置かれた時に症状が出てしまいます。

  • 極度に緊張する
  • ストレスを溜める
  • 逃げる場がない閉鎖空間に置かれる

やはり緊張感・ストレスに関係しています。「めまい」が出て、座ることが困難になります。また、場合によりますが、お腹もゆるくなりがちです。このお腹のゆるさが緊張となって、閉鎖空間が苦手になりました。いつでもトイレに行ける状態でないと、とてもトイレに行きたくなるのです。ひどい時期は電車に乗ることが困難で1駅1駅降りていました。今でも映画館が苦手です。通路側でいつでも行ける状態でないと、トイレがとても近くなります。

自律神経失調症の症状は人によってちがいます。頭痛・だるさ・吐き気・下痢・生理不順など……。私もその時々によって微妙に違うので、結局これか~いってなるまでに今でも時間がかかります。ほかに大きな病気が無いか確認したいしね。

働きながらの付き合い方

緊張感・ストレスなど、社会人にはつきまとうものではないですか。入社当初はかなりの健康体でした。だんだん、めまいや腸が不具合を起こしてきました。私なんか1駅1駅下車して通勤、そんなの遅刻してしまいます。

勤め先には正直に話した

もう会社にこういう病を持っていると説明しました。どういわれるかな~と不安に思っていましたが、「満員電車が辛かったら遅れてもいいよ」「体調悪かったらすぐ言って」など優しい言葉をかけてもらえました。この点、上司にはとても感謝しています。

薬はがまんしない

飲まないにこしたことはないです。ただ、我慢して体調が悪くなってしまっては意味がないです。飲みすぎや身体に悪くないように、お医者さんや薬剤師さんがいるわけです。用法容量を守って正しく飲めば、自分の健全を保つことができます。やはり、働かなくてはなりません、生きているだけで税金は発生し、年金も払わなければなりません。そして、趣味も忘れてはいけません。自分を保つために薬はがまんしない方がよいです。

まとめ:自分で決めつけるのはNG、病院へいこう

自分の身体、おかしい!と思ったらとにかく早めに病院へGO!どこへいってもなんともありません、と言われたら、それは心の病からきているかもしれません。心療内科を検討してみてください。自律神経失調症の症状は人により違います。心療内科は予約をとることが難しく、具合が悪いと思い立っても初診は2~3週間後などザラ。これもあるので早めを心掛けてほしいのです。都内だと、ゆうメンタルクリニックさんがとても予約が取りやすく、初診でも受け入れてくれます。本当に予約が取りやすいのはありがたいです。

自分で決めつけるのはNGです。もしかしたら大きな病気が隠れているかもしれないので診察・検査は重要です。私は「過敏性腸症候群」というものも社会人になって経験しました。この話はまた長くなるのでまた今度にします。

とにかく、あなたの身体を守るために、違和感を感じたら早めに病院へ。プロの意見を仰ぎましょう。